今回はブラッド・ピット主演の映画「F1」の感想・考察を語っていきます‼
ネタバレも含みます‼
まだ観ていない方はご注意ください。
トランプ♠️

まず私が印象的だったのは、作中におけるトランプカードの役割です。
トランプカードは、
- 精神統一
- お守り
- ポーカー
この3つのカタチで物語に大きく関わっていたと思います。
精神統一

主人公のソニーは、レース前よくカードを果物やボール目掛けて投げていました。
ソニーにとってトランプを投げるクセは、レースに向けて集中力を高めるルーティンなのではないかと思いました。
ラグビー選手の五郎丸や野球選手のイチローなど、一流のアスリートの多くが独自のルーティンを持っていると聞いたことがあります。
トランプを投げるルーティンの描写を描くことによって、ソニーが一流のレーサーであることを表現しているのではないでしょうか?
お守り

ソニーは、毎回レース直前にトランプをポケットに入れていました。
トランプをお守り代わりにして、一緒に走っているのではないかと私は考えました。
トランプをポケットに入れ忘れて、気が動転してクラッシュしてしまうシーンから、
トランプをお守り代わりにしていること、ソニーの心も繊細であることを描写していると思います。
ポーカー

ソニーはギャンブラーという設定でしたが、作中でも実際にポーカーをするシーンがありました。
そのポーカーは、エイペックスのルーキーピアスとマシン開発担当のケイト、ソニーの3人で行われました。
最後のオールインのシーンで、ソニーはピアスに役を見せず負けを認める様子でした。
しかし、ソニーは見せなかっただけで役はピアスよりも強いものでした。
このシーンから、ソニーがドライバーとしてもピアスより上手であることを暗示しているのではないでしょうか?
ソニーとピアスの関係
ソニーとピアスの関係は次のように捉えることができると思います。
- ベテランとルーキー
- 老いぼれと若者
これと似たような関係性の2人がワンピースにもいると私は思いました。
それはガープとコビーです。
この2ペアから、ベテランとルーキーのような関係性は人気が出やすいのではないかと思います。
若い層はルーキーに感情移入し、歳を重ねるごとにベテランへの感情移入をする層が増えていく、これによって幅広い層から人気を獲得できるのではないでしょうか。
F1はチームスポーツ

「F1はチームスポーツである」
この作品で最も伝えたいことの1つだと私は思います。
これは、「F1」と「カーズ」を比較してみるとわかりやすいです。
「F1」では、チームで戦略を立てる時間やレース中もコミュニケーションを取るシーンが多々ありました。
反対に「カーズ」は自我を持ったマシーン本体がフォーカスされていて、どちらかと言うとソロスポーツの印象を受けました。
この比較からも、「F1はチームスポーツである」がこの作品の大きなテーマであると理解できます。
F1のチームには、オーナー・マシーン開発者・クルー・ドライバーなど多くの人が所属しています。
チームメイト1人1人に物語があり、チームこそがF1の最大の魅力だと伝えているように感じます。
まとめ
今回は、ブラッド・ピット主演の映画「F1」の感想・考察を語っていきました‼
この映画をきっかけに、本物のF1にも興味を持ちました‼
いつか生でF1のレースを見てみたいです‼


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